預金の相続手続きを放置したケース

相続が発生して預金口座の名義変更をしないで放置した場合、その口座が利息の入金以外に全く動きがなければ休眠口座として銀行の雑益に入れられてしまいます。預金は預金者が債権者であり、銀行が債務者ですので、10年を経過すると銀行が時効取得をすることになります。休眠口座は不動口座とも言われて、預金債権の時効が成立したものを銀行が利益に入れてしまうのです。???? Vol.124 ????????しかし、ここで覚えておきたいことは、銀行は時効の援用をしないことが一般的だということです。システム面の負担や管理負担の関係で、休眠口座の雑益編入は行いますが、預金者が払い戻しに来た場合には原則として応じるのです。したがって、亡くなった人の預金通帳が家の片付をしていたら見つかったというような場合に、10年以上も前のものであっても諦める必要はありません。銀行に遺産分割協議書を持参して払い戻しの手続きに行くべきです。相続の手続きをしていない預金ですので、相続人がその存在を認識していなかったことになりますから、遺産分割協議書には相続財産としての記載がないことが一般的です。それでも諦める必要はなく、銀行に事実をそのまま説明することによって払い戻しができる可能性が高いのです。

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