知っておきたい犯罪被害者保護制度について

犯罪の被害は殆どの場合、被害者が全く想像もしていなかったような状況によって発生することになります。
ドラマなどでは事前に予告状が届くようなシーンもありますが、そうした形が現代日本の常識の中で発生する可能性はほぼゼロと言って良いでしょう。
犯罪被害者の多くは見ず知らずの犯罪者の卑劣な犯行によって、心身を攻撃されてしまうわけです。
そうなってくると裁判の場においても犯罪被害者の権利やその後の身の安全を守らないわけにはいきません。
日本国内でそうした目的を果たすために用意されている制度となっているのが「犯罪被害者保護制度」です。
犯罪被害者保護制度は主に裁判の場での権利保護によって実現されており、例えば最もわかりやすいのは性犯罪被害者の場合です。
痴漢や強姦などの被害に遭った女性の多くは裁判の場に出席するだけでも著しい心身の負担になることが多いのですが、それであっても被害を立証するため、犯罪者に本来の罪に応じた罰を与えるためにも裁判に出席することが求められることがあります。
そこで権利を保護するため、犯罪被害者保護制度においては証人が直接容疑者と相対しなくても済むように別室から証言を行うことが出来たり、また被害者の氏名・住所は一切公表しないなどの特例措置が取られることになっています。
このような形で犯罪被害者を保護する制度こそが犯罪被害者保護制度なのです。
ちなみにこの他にも年少者が証言をする場合も制度の対象になるなどの取り決めがありますので、可能な限り事前に把握しておきたい司法のポイントと言えます。

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