入札期間を過ぎた場合

不動産が競売にかけられることになった場合、最初は期間入札と呼ばれる方法で買い手を募ることになります。期間入札では、8日程度の期間を設けて購入希望者からの入札を受け付けて、開札期日に入札書類を開封したときに最も高い価格を記入した入札者に対して売却の許可を決定します。しかし、すべての物件がこのような流れで買い手が決まるわけではなく、中には入札者が現れずに期間入札が不成立となることがあります。もし、ある物件がこのような事態になった場合は開札日の翌日から1ヶ月間、その物件を特別売却の対象として、改めて買い手を募ります。
特別売却の対象になった物件は、先に購入を希望した者が落札者となります。ただし、入札資格を満たしていないために売却の許可を決定できないケースが考えられるため、一番最初に購入を希望した者がそのまま落札者になるとは限りません。また、同時に複数の者が購入を希望した場合は、入札を行って落札者を決定します。
もし、特別売却の対象となった後も期間内に購入希望者が現れなかったら、再度物件の査定を行って期間入札を実施します。再査定後に設定される最低売却価格は再査定前の価格より引き下げられます。そして、期間入札と特別売却の不成立が何度も繰り返された場合は、裁判所は競売の手続の取消を決定し、申し立てを行った債権者に通知します。

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