民事裁判は勝ち負けではない

刑事裁判の場合、被告側が無罪を主張して検察と対立することがあります。有罪と無罪は正反対の主張であり、裁判所に認められた方が勝ちということになります。
しかし、民事裁判の場合は、勝ち負けをはっきりさせるのではなく、トラブルをどうすれば丸く収められるのかをみんなで考えようという内容の裁判になることがほとんどです。
たとえば債務不履行の裁判であれば、借りた方がいつまでも返済しないのが悪いということは決まっているわけですが、裁判官は一方的に債務者は債権者に早く返済することという判決を出して終わらせることはなく、返済方法を工夫してなんとか返していくという方向で話をまとめるという方向に持っていきます。そのため、まず、原告の債権者に対して、和解する意思はありますかと尋ねます。この場合の和解とは、債務者と返済方法をどうするか話し合う意思があるということです。
また、騒音トラブルなど、生活をしていく上での問題については、どちらが悪いとは決めつけられないことが多く、裁判官はやはり、話し合いで解決できないかということを原告と被告の双方に促すことになります。勿論、第三者の裁判官に白黒はっきりさせてほしいという場合は、話し合いを拒否して、あくまでも判決を出してもらうことを求めることも出来ます。

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