預金名義変更手続きに必要な知識

被相続人が亡くなり相続が発生した場合には、預貯金等の金銭債権は法定相続分に応じて当然に相続人に帰属することになります。
しかし、相続人全員で遺産分割をすることによって、法定相続分と異なった割合や特定の遺産を特定の相続人が取得することを合意することもできます。遺産分割協議が行われると遺産分割協議の効力は、被相続人が亡くなり相続が発生した時点にさかのぼって効力を有する(遡及効)とされていますので、特定の相続人が預貯金を遺産分割により相続した場合には、相続開始時点から一人で相続をしていたこととみなされます。猫05
では実際に銀行等で、被相続人名義の預貯金を払い戻してもらうためにどのような書類が必要になるのかというと、被相続人の生まれてから亡くなるまでの戸籍謄本、改製原戸籍、除籍謄本、住民票の除票又は戸籍の附票、相続人全員の戸籍、印鑑証明書が必要になります。さらに、各銀行には預金名義書換依頼書等の銀行独自の書類が存在し、その書面に相続人全員の署名、実印での押印を求められることがあります。ただ、預金名義書換依頼書とは、被相続人名義の預金口座を相続人名義に変更するということですので、被相続人名義の口座を解約する場合には、預金を相続したことが分かる遺産分割協議書を提出することで、預金名義書換依頼書の提出は不要とする取扱いを行っている銀行もあります。どこの銀行にも相続に関する窓口を設けていますので、まずは必要書類等を問い合わせることをお勧めします。

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