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少年刑務所の実態、教育は行われているのか?

刑事裁判で有罪の確定判決が出て執行猶予も付かなかった場合には、刑務所に収監される仕組みになっています。この際に、受刑者の年齢や刑期などによって、入所する刑務所が決定されます。そして、26歳以下の受刑者に関しては、少年刑務所に収監するというように定められています。少年刑務所は、その名称から少年院と混同してしまう人も多いです。しかし、少年院とは別物で、成人の受刑者を収容する施設になっています。
そして、成人であっても中高年と異なり年齢が若いことから、矯正教育を実施することで真人間に改心させることが可能という前提で運営されています。そのため、通常の刑務所では行われていないような矯正を重視した取り組みが豊富に用意されているという特徴があります。そのため、出所してから再び刑務所に戻ってくるといった例をできるだけ少なくすることを目指しています。
一方で矯正に関すること以外では、通常の刑務所と同様に厳しい内容になっています。刑務作業を行い、自由を厳しく制限されるという生活です。所持品などに関しても、かなりの制限を受けることになります。そのような生活を送ることで、受刑者たちは犯した罪を償うという仕組みです。

増え続ける犯罪と少年刑務所、弁護士はどこまで介入できる?

受刑者が26歳未満である場合収容されるのが少年刑務所です。
少年という名前ではあありますが、20歳未満より20歳以上の方が多いという実態があります。
しかも、近年は収容される人間が増加傾向にあるため26歳以上であっても収容されている場合が珍しくありません。
また、成人と20歳未満が同室にならないように工夫されていたり、通常の刑務所よりも更生に関するプログラムが盛んに行われるという違いがあります。
そして、通常の刑務所よりも弁護士の介入が深いというのも特徴の一つです。
通常の刑務所よりも平均年齢が低いことから更生の可能性が高い上に社会復帰する可能性も高いためです。
そのため、入所中から密にサポートをするという場合もあります。
そもそも、少年刑務所が通常の刑務所と区別されているのは初犯などが多い受刑者を再犯率の高い成人受刑者と同じ扱いにし悪影響を及ぼさないようにさせるためです。
刑務所というのは、刑罰という扱いで犯した罪を償う施設という意味合いであるのに対し、少年刑務所は非行を起こした人物を社会に適合させるように矯正的な教育を受けさせる所という位置付けです。
あくまで今後のためであるので弁護人が介入する機会が多いのです。

少年鑑別所と少年刑務所は違います、示談で解決できない少年犯罪のゆくえ

少年が警察に逮捕された時は、逮捕・勾留した後に観護措置として鑑別所に送致されてから、少年審判に臨みます。少年鑑別所とは、家庭裁判所で行われる少年審判を実施する前に、対象となった少年の非行性や性格などを鑑別するための施設であり、少年刑務所とは異なる目的の施設です。少年院や少年刑務所は、少年が犯した犯罪や非行の内容や反省の様子などを鑑みて、社会での更生が困難だと判断された場合に送致される施設です。
鑑別所では、少年に対して専門的な調査や診断を行い、少年が非行に走った原因や動機などを調べます。また今後の更生についての方法を、医学や心理学、社会学などの専門的知識や技術によって考えます。少年鑑別所では、外部機関である家庭裁判所の家裁調査官が、少年の様々な情報を書類にまとめるので、少年と調査官との面接が重ねられます。この家裁調査官との面接内容は、少年審判を行う時に参考となるため、審判でも家裁調査官が直接出席します。少年のその後の処遇を決定するために、家裁調査官との面接は非常に重要です。少年鑑別所に入所してから、処分決定となる少年審判までの期間は最長8週間ですが、ほとんどのケースでは約4週間程度(25日前後)の収容となります。

【比較】少年鑑別所と少年院は違う?~裁判所はどこまで介入するのか~

少年院と少年鑑別所は名前が似ていますが内容はまったく違う施設になります。
それらの違いを理解するには少年が犯罪を犯してからそのような行政手続きとなっているのか順を追って解説していきます。

まず少年は重大な犯罪を犯すと一般の大人と同じく警察に逮捕、拘留され、48時間以内に検察へ送致されます。
検察にて起訴する方針が固まると、起訴するためにより詳しい取り調べをするためさらに10日から25日の拘留となります。
それから裁判所にて、少年を社会復帰させるために必要な条件は何か調べる必要があると判断され、少年鑑別所へ送致となるのです。
少年鑑別所では、少年が社会復帰するにはどういったプログラムが必要で、またどういった環境がいいのか、少年の矯正余地があるのかなどを判断します。
そして最後の少年審判では、少年の今後の措置を決定し、鑑別所の判断結果を踏まえて少年の矯正が必要なれば少年院へ送致して、社会復帰のための矯正プログラムを受けるのです。

鑑別所は少年と面接して、犯罪を起こすに至った動機や環境などを心理学を用いながら分析するところであり、少年院は、少年が社会へ復帰するために必要な矯正を行う施設という違いがあるのです。

みんなが知らない少年院とその実態、特徴

少年院は家庭裁判所での少年審判の結果、保護処分として少年院への送致が言い渡された者が収容される施設です。罪を償うためではなく更生させるための矯正教育を行う施設のため、警察や裁判所に前歴として残るだけで、刑務所のように前科が残ることはありません。院内では16歳以上は職業訓練を行い、中学生の場合は教科を受けることになります。職業訓練には様々な種類があり、溶接や板金や土木などの肉体的なものもあれば、パソコン指導のような事務系のものもあります。その他には集会や行動訓練、生活指導やマナー教育があり、読書発表会や運動会、文化祭といった行事もあるので、規律の厳しい学校のようなところと言えるかもしれません。少年院は階級制となっており、階級を上げることで出院できるシステムになっています。もちろん降級もあり、悪質な規律違反を犯すと階級を下げられます。入所したては2級下という階級が与えられ、それぞれの個人目標によって成績がつけられます。その成績によって2級上、1級下という順番で階級が上がっていき、最も上の階級である1級上まで到達すると出院も近づくため比較的自由な部分も増え、社会見学などの院外への外出行事などもあります。1級上の階級で成績が良い状態が続けば更生保護委員会の委員による面接が行われ、それをクリアすれば出院となります。

少年院に送致されるケースとは?その工程

少年院送致になるケースいくつかありますが、そもそも少年院や少年刑務所、鑑別所など誤った用法で使用されていることがよくあるため、言葉の解説を含めながら送致されるまでの行程を説明していきます。

まず対象となる少年の年齢は12歳以上20歳未満が基本となります。収容年数の関係上、最大で26歳まで入ることがあります。
次に少年院送致までの流れについてですが、強盗致傷や強盗強姦、放火、殺人など、重大な事件は少年院送致、軽いと保護観察処分、逆に重いと判断されれば少年刑務所へ収容されます。順を追っていきましょう。

まず警察に逮捕されると最大2日間拘留され、その後検察へ送致されます。
次に再び警察の拘置所で10日から25日ほど拘留されより詳しい取り調べを受けるのです。ここまでは一般の大人と変わりません。
そして裁判所による観護措置を受けます。これは、鑑別所で少年を面接し、この少年は社会復帰の余地があるかなど調べる必要があるのか否かを判断するのです。
そして必要と判断されれば鑑別所へ送られ、面接や検査を受けます。ここでは、少年は社会復帰のためどういう教育をしたらいいか、復帰後の環境は整っているか、様々な角度から判断します。
最後に少年審判を行い、鑑別所の面接結果を踏まえて、少年を少年院へ送致して社会復帰の教育を受ける必要があると判断されれば少年院送致となるわけです。

もちろん矯正が難しく刑罰相当が妥当と判断されれば少年刑務所へ行くこともありますし、保護司や親のもとで矯正するほうが望ましいと判断されれば保護観察処分もありえます。
少年院送致とは、あくまで少年を社会へ復帰させるために必要なプログラムを行う施設なのです。

鑑別所の業務内容とは?家庭環境が複雑な人も……

少年鑑別所は裁判所による少年審判を受ける前に、少年の資質の鑑別を行う施設で、全国52箇所に設置されています。鑑別とは物事を鑑定して判別するという意味の言葉で、鑑別所には医学、心理学、社会学、教育学、人間科学などの専門的知識に基づいて少年の非行性や性格を判別し、非行に走った原因や動機などを調べ、どのように対応すれば更生させることができるかを明らかにする目的があります。面接や様々なテスト、行動観察力などによって少年を判別し、その結果から判定会議によって審判の重要な材料となる鑑別結果通知書が作成されます。このように少年審判前に少年を一定期間収容し、判別することを「収容鑑別」と言います。入所してから少年審判までの期間はだいたい4週間であるため、ほとんどの少年は25日前後の収容となることが多いです。その他にの業務としては、家庭裁判所の依頼によって少年鑑別所に収容することなく鑑別を行う「在宅鑑別」や、少年院や刑務所、検察庁や地方更生保護委員会などの保護関係機関や法務省関係機関からの依頼に応じて鑑別を行う「依頼鑑別」などがあります。また、少年の非行に関する学校や一般家庭からの相談も業務の一環として受け付けています。

裁判の調停が入るの?少年鑑別の方法は?知っておきたい鑑別の種類

少年鑑別所は、少年審判の前段階として少年の身柄を保全し、心身の鑑別を行っていく場所です。少年鑑別においては、少年の人となり、今までの経歴や育ってきた環境、人格などそれらが互いにどう関係しているかをしらべたうえでどういう矯正が本人にとって最良の更生プランとなりえるかを様々な面で調査し、鑑別結果通知書として家庭裁判所に送付されます。

調査の内容としては、家庭裁判所の職員である調査官との面接や、心理テストなどで知能や性格、適性などを判断したり、少年の姿を見るための意図的行動観察、少年に絵や貼り絵にチャレンジしてもらう上で理解を深め、家庭裁判所で保護者から話を聞くなどして判定会議を行います。この判定会議でおおよその処遇が決まり、その結果が家庭裁判所に伝えられ、これを基に処遇が決まります。

鑑別にも種類があり、収容鑑別の他に少年鑑別所でなくても在宅で鑑別ができる在宅鑑別、少年院や刑務所など依頼によって鑑別を行う依頼鑑別など様々あります。非行を犯した少年のほとんどは収容鑑別によって少年の鑑別が行われており、在宅鑑別などはあまり見られません。少年の人となりを見るため、少年鑑別所の職員は全体的に優しい人が多く、非行少年にとってはここが一番居心地がいいと言われています。

少年犯罪者:鑑別所入所、少年審判にかかる費用

刑法などの法律で罰則を付けて禁止されている行為をやってしまうと、犯罪として取り扱われます。そして、その行為を実行した事物が未成年者の場合においては少年法が適用されるため、20歳以上の人物とは異なる扱いがなされます。まず、最初に逮捕状を請求して、それが通ると警察官が逮捕状を持って捕まえに来ます。逮捕する際には逮捕状を、提示して容疑を伝えた上で手錠をかけることになります。そして警察車両に乗って警察署に連行され留置場に入れられるという流れです。
そして48時間が経過すると、少年鑑別所へ入所しなければなりません。その際に弁護士を依頼するのが一般的で費用は数十万円程度かかるケースも見られます。重大事件に関しては、さらにかかることもあります。また、国選弁護人に依頼をするというやり方もあります。
少年鑑別所への入所の流れとしては、留置場から手錠をかけられて縄を巻かれて状態で連れて来られて、最初に身体検査を受けます。この際には全裸になって私物を隠し持っていないか入念に調べられます。そして、持ち物などで持ち込めないものは預けることになります。さらに、家庭環境や学力などを調査して、部屋を振り分けるという流れになります。

ハラスメントは事前防止!苦労が多い少年鑑別所の事情

pet03_l2015年6月1日に少年鑑別所法が施行されました。
従来は少年院法に基づき設けられていた少年鑑別所ですが、新法が施行される事に伴い新たに少年や保護者といった方々からの相談にも応じるようになりました。
そもそも少年鑑別所とは、少年が何らかの罪や非行を起こした場合に警察や検察、児童相談所を経た後に家庭裁判所に送致された少年に向けて審判を開始する前に詳細を調査する際に引き渡される施設です。
引き渡された後は医学面や心理学観点、pet02_l社会学の視点から少年が犯罪や非行を起こした理由や動機などを調査し再犯させないための指針を示します。
生活する部屋は3畳の1人用の単独室と呼ばれる部屋と複数人が収められる6畳の共同室があります。
各部屋には畳が敷かれており布団やトイレ、洗面所や机などがあります。
通常は1人1室が与えられるものの収納人数が増加してくると入所者の性格を考慮しながら共同室で共同生活を営んでもらいます。
1人1室の場合はあまり気にならないことが複数で生活するようになると気になり、気苦労で体調を崩してしまう入所者も居ます。
こうした気苦労は、屋外に設けられているグラウンドで発散するというのが一般的な方法で多くの方が楽しみにしている時間です。

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